当施設では病院から退院して在宅生活に不安のある方や在宅生活が難しくなってきた方、もう少し楽に在宅生活を送りたい方などを対象に、その不安や困難な理由をお客さま・家族さまから聞き取り、個別性のある目標を設定し、一緒に援助を行っています。介入方法としては運動療法や機能訓練、また生活環境の調整や福祉用具の検討を行い、再び在宅生活が送れることや地域との関わりをもてることを目指しています。
また、認知症のある方にも積極的にリハビリを行っています。認知症のリハビリはBPSD(認知症による行動・心理症状のこと。例えば徘徊・興奮・介護抵抗など)が軽減すること、失敗が減って出来ることが増えること、その人らしさが戻ってくること、笑顔や良い表情が増えること、不安や苦痛が減ること、家族が楽になることなどを目指します。具体的には、園芸や音楽を取り入れた活動、散歩等屋外に出る活動、手工芸活動、小集団で他者交流や回想を取り入れた活動、学習、立ったり歩いたりといった身体活動などです。