血管の検査について
病気の種類
動脈瘤、下肢静脈瘤、解離性大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、頸動脈検査では血管壁の厚さ、血管内に突出した病変の有無など
検査の種類
CT検査、MRI検査、頸動脈エコーなど
検査の内容
CT検査
MRI検査
頸動脈エコー
検査台に寝て撮影します。検査台をスライドさせながらX線を照射します。息止めの時間は長くても10秒程度です。収集した情報により、あらゆる断面から患部を画像化することができます。またその情報により3D画像を作成することができ、骨折や変形、血管の性状などを立体的に観察することもできます。
MRI検査
磁気共鳴という現象を応用して撮影します。放射線を使用しませんので被ばくの心配はありません。検査台に寝て円筒状のトンネルに入って撮影します。時間は30分程かかります。この検査はあらゆる断面の撮影ができ、骨組織だけでなく靭帯や膝半月版などの観察にも有用な検査です。体内の様々な病巣を発見することができ、特に脳や脊椎、卵巣や前立腺等などの下腹部、四肢などの病巣に関しては、圧倒的な検査能力を持っています。
頸動脈エコー
頸動脈は脳に流入する重要な血管で、首の左右両側にある血管です。体表から浅いところにあるため観察しやすく、近年、頸動脈の病変が全身の動脈硬化の程度を反映していることがわかってきたことから、動脈硬化症の評価の一つとして注目されている検査です。
血管のCT画像
頭部MRI画像